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競合リサーチを先にやっても、広告コピーが書けない理由 — 治療院の商品リサーチ(50の強みリスト)を最初に完成させる3ステップ

「競合リサーチは終わったのに、自院の広告コピーが書けない」は、商品リサーチを後回しにしているサインです。治療院の50の強みリストを先に完成させることで、競合との比較が深くなり、自院の言葉で広告が書けるようになります。3ステップで解説します。

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藤井翔悟

株式会社藤井翔悟事務所 代表取締役 / 理学療法士

理学療法士として医療現場でキャリアを開始後、治療院経営で起業。自身の事業を年商10億円規模まで成長させた経験をもとに、治療院経営・ヘルスケア経営・企業変革を現場実装型で支援している。

「競合リサーチは終わった」のに、コピーが書けない理由

競合を把握していても、自院の強みが言語化できていなければ、広告は書けません。

競合リサーチは比較的やりやすい作業です。Google検索で近隣の治療院を調べ、ホームページを開き、価格・施術時間・初回オファー・写真・ファーストビューの言葉を記録していく。この作業は「調べる」ことなので、自分の院について深く考えなくても進めることができます。競合5件の情報を書き出した時点で、「リサーチをやっている」という達成感も得られます。

一方、商品リサーチは自院を深く掘り下げる作業です。「自分の院の強みを50個書いてください」と言われると、多くの先生が手が止まります。技術には自信がある。でも「それをお客さんの言葉でどう表現するか」は別の問いで、慣れていない作業です。10個は書けても、20個、30個と増やしていくうちに「これでいいのか分からない」と感じて止まります。結果として、外を見ること(競合)は終わっていて、内を見ること(商品)が後回しになります。

競合のコピーを参考にして自院の広告を作ろうとすると、どうしても競合の言葉を借りることになります。「〇〇が得意な整体院」「完全予約制で丁寧な施術」。でも、それが本当に自院の最大の強みなのかどうか、商品リサーチをしていないと確認できません。借り物のコピーは、ターゲットに強く刺さらないことが多い。患者さんは、どこか「一般的な広告」として受け取り、行動を起こしにくくなります。

藤井先生の講義では、商品リサーチ(50の特徴リストとベネフィット変換)が後回しになっている受講生が、競合リサーチはしっかりできているケースが何度も出てきます。このパターンは珍しくない。だからこそ、まず自院の強みを言語化する作業を先に完成させることが、集客改善の最短ルートになります。

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競合リサーチ先行 vs 商品リサーチ先行

競合だけ先に見ると、自院の強みを競合の言葉で表現しがちになります。商品リサーチ(50の強みリスト)を先に完成させてから競合と比較すると、「うちはここが違う」という自院の言葉で広告が書けるようになります。チラシやLPを書く前に、まず商品リサーチを一度完成させてください。

商品リサーチとは何か — 「50の強みリスト」を書き出す作業

商品リサーチは、自院の特徴を50個書き出し、それぞれを患者さん目線のベネフィットに書き換える作業です。

商品リサーチとは、自分の院が持っているすべての特徴を書き出す作業です。「理学療法士の国家資格を持っている」「開業から10年になる」「完全予約制にしている」「駐車場が4台ある」「施術後に毎回ストレッチ指導をしている」「笑顔を大切にしている」。まず自分目線の特徴を、思いつく限り書き出します。目標は50個です。

50個という数字は多いように見えますが、これは意図的な設定です。最初の10個は比較的書きやすい。次の10個から少し考える必要が出てきます。そして30個を超えた頃から、普段当たり前すぎて気づいていなかった強みが出てきます。「診察の前に必ず患者さんの名前を確認して呼ぶ」「施術室の音楽を患者さんの好みに合わせている」「雨の日に入口に傘立てを出している」。こういった細かいことも、立派な特徴です。50個書くことで、見えていなかった強みが出てきます。

50個を書き出したら、次はそれぞれを「患者さん目線」に書き換えます。これをベネフィット変換といいます。例えば「素直な性格」という特徴は、「手術が必要な場合も、難しい場合も、正直にお伝えします。誇大広告は一切しないので、患者さんが納得して安心して通うことができます」というベネフィットに変換できます。特徴は自分目線の事実。ベネフィットは患者さんが体験すること。この違いを意識することが重要です。

この50個のリストから、最終的に「コアベネフィット3つ」を選びます。これが自院の広告の核心になります。このコアベネフィット3つが決まって初めて、チラシのヘッドライン、LPのファーストビュー、SNSの投稿テーマ、患者さんへの説明トークが決まります。商品リサーチとは、広告の素材を全部そろえる作業です。この素材なしに広告を書こうとするから、言葉が出てこない状態になります。

注意しておきたいのは、商品リサーチの「特徴」は大きな実績がなくても書けるという点です。「毎回施術前に患者さんの話を5分聞く」「施術後に次回来院までの過ごし方を伝えている」「駐車場を分かりやすく案内するため、院の前に看板を出している」。当たり前のことでも、患者さん目線に変換すると「安心」や「配慮」や「通いやすさ」というベネフィットになります。「うちには強みがない」と感じている先生ほど、書き出してみると意外な強みが見つかります。

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商品リサーチの3ステップ

① 自分目線の特徴を50個書く → ② それぞれを患者さん目線のベネフィットに書き換える → ③ 最も強い3つをコアベネフィットとして選ぶ。この3ステップを順番に進めることで、広告に使える言葉が自然に揃います。まず①の「50個書く」から始めてください。

競合リサーチだけで止まると起きる3つの症状

商品リサーチが後回しになると、広告作りの特定の場面で詰まるようになります。これは広告文の技術不足ではなく、リサーチ不足の症状です。

【症状1】競合のコピーを少し変えただけの広告になる。競合のホームページを見て「こういう書き方がいいのか」と参考にしたとき、自院の50の強みリストがないと、競合の言葉を少し変えて使うことになります。自院ならではの言葉がまだないので、競合の表現を借りるしかない。結果として、近隣の整体院と似た雰囲気の広告になります。患者さんは比較する中で「どこも同じことを言っている」と感じ、差別化ができません。

【症状2】書いても「これでいいのか」という確信が持てない。チラシのコピーを書いてみたが、「本当にこれが自院の一番の強みなのか」という手応えがない。それは、商品リサーチをせずに、競合を参考にして書いたからです。自院の強みを自分で確認していない状態で書いた広告は、どこか借り物の言葉に感じます。先生自身が「これだ」と思えない広告は、患者さんにも伝わりにくい。言葉の奥にある確信が、広告の強さになります。

【症状3】広告の見直しが進まない。「今のチラシの反応が悪いから変えたい。でも何をどう変えれば良いのか分からない」。これも商品リサーチ不足が原因のひとつです。何を強みとして前面に出すべきかを把握していないので、「変えよう」と思っても「何に変えれば良いのか」が決まりません。競合情報だけがある状態では、改善の方向が定まりません。反応が悪いのに改善できない時期が続くほど、広告費が無駄になります。

これら3つの症状は、広告文のスキルの問題ではありません。商品リサーチという土台が整っていないことで起きます。土台がない状態でどれほど広告文を磨いても、自院ならではの言葉にはなりません。まず50の強みリストを完成させる。これが、症状を解消する唯一の処方です。

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商品リサーチなしで競合リサーチから始めると詰まる3つの場面

①競合に似た広告になる ②書いても確信が持てない ③改善の方向が決まらない。これらは広告文の技術不足ではなく、商品リサーチ不足から来る症状です。まず50の強みリストを完成させることで、この3つが解消され始めます。症状が出ている人は、今日10個から書き始めてください。

なぜ商品リサーチを後回しにしてしまうのか — 3つの理由と解決策

分かっていても、商品リサーチが後回しになりやすい理由があります。理由を知ると、動き始めやすくなります。

競合リサーチが先になりやすい理由は3つです。①調べる作業だから取り掛かりやすい(外部情報の収集は行動として分かりやすく、始め方が明確)。②完了の目安がある(競合を5件調べれば「できた」と感じやすい)。③すぐに「参考になる情報」が得られるので達成感がある。競合リサーチは「やること」が具体的で、結果がすぐ見えます。

一方、商品リサーチが後回しになる理由も3つです。①書き出す作業なので「始め方」が分からない(何から書けばいいのか迷う)。②50個という数字のハードルが高く感じる(最初から全部書こうとして止まる)。③「これで本当に合っているのか」という不安があって進めない(自分の強みを言葉にすることへの照れや自信のなさ)。

解決策は単純です。「最初から完璧を目指さない」。今日書く10個は、箇条書きの短い言葉で十分です。「理学療法士の資格を持っている」「施術後にストレッチ指導をしている」「施術室が個室」「予約が取りやすい」。それで十分です。完璧に50個を仕上げる必要があるのは、チラシを書く直前です。今日の目的は「書き出す習慣を作ること」です。10個書いたら、それで今日の商品リサーチは完了です。

焦って競合リサーチから先に始めると、自院の言葉がない状態で競合情報を集めることになります。結果として「競合が言っていることと同じような広告」を出し続けることになる。商品リサーチに時間がかかっても、先に完成させてから競合を見る。この順番を一度守ってみると、広告の言葉の質が変わります。

もう一つ付け加えると、商品リサーチを後回しにしている時期は「広告の改善方法が分からない」という状態が続きやすいです。チラシの反応が悪い、ホームページからの問い合わせが来ない。そのときに「見た目を変えよう」「写真を変えよう」という方向に行きがちですが、根本は言葉の問題です。患者さんに刺さる言葉を持てていない状態で外見を整えても、反応は変わりません。まず商品リサーチを完成させることで、改善すべき言葉が見えてきます。

商品リサーチを先に終わらせると、競合比較が深くなる

50の強みリストがあると、競合のホームページを見たときの「比較する目」がまったく変わります。

競合リサーチは、自院の強みが言語化されてから行うと、情報の受け取り方が変わります。自院の50の強みリストを持った状態で競合のLPを見ると、「競合はこのベネフィットを打ち出しているが、うちはこの点で差別化できる」「価格帯は同じでも、この特典で違いを出せる」という比較が具体的にできます。競合の言葉を見るとき、自院の基準と照らし合わせながら見られるようになります。

逆に、商品リサーチがない状態で競合を見ると、「こういう書き方がいいのか」「うちもこれを真似しよう」という情報の受け取り方になりがちです。これでは競合と同じ言葉で、同じ土俵で戦うことになります。差別化ではなく模倣です。患者さんから見たとき、どこが違うのかが分からなくなります。

藤井先生の講義では、競合リサーチで見るべき項目として、価格・ヘッドライン・初回オファー・特典・独自メソッドが挙げられています。しかしこれらを比較するためにも、「自院はこれについてどうか」という基準が必要です。競合の初回オファーが3,000円で、自院が5,000円のとき、「なぜ5,000円でも来てもらえるのか」を言語化できているかどうか。その言語化が商品リサーチで生まれます。外を見る前に内を整える。この順番が広告の質を決めます。

実際に、商品リサーチを完成させた後で競合リサーチをした受講生は、「見るポイントが変わった」「以前と同じ競合ホームページを見ているのに、気づくことが違う」と感じることがあります。自院の強みという「物差し」を持つことで、競合情報の読み取り方が深くなります。

「自院と競合の違いはどこか」という問いに対して、商品リサーチ前は漠然とした答えしか出てきません。「技術が違う」「対応が丁寧」という言葉は出ても、それが患者さんにとって何を意味するのかまで言語化できていない。商品リサーチで50個のベネフィットを書き出した後なら、「競合は初回価格を前面に出しているが、自院は施術後のアフターフォローを強みとして出せる」という具体的な差別化ポイントが見えてきます。

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商品リサーチあり・なし、競合比較の解像度の違い

商品リサーチなしで競合を見ると「これを真似しよう」になりやすい。商品リサーチ(50の強み)を持って競合を見ると「うちはここが違う」という比較ができる。自院の物差しを持つことで、競合情報の使い方がまったく変わります。

50の強みリストを今日から書き始める具体的な方法

50個はまとめて書かなくていいです。今日10個から始めてください。カテゴリに分けると書きやすくなります。

「50個も書けない」と感じたら、カテゴリに分けて考えてみてください。治療院の強みは大きく5つのカテゴリに分けられます。①技術・資格(国家資格の種類、施術の専門領域、得意症状、技術の習熟年数)、②性格・対応(丁寧さ、素直さ、明るさ、患者さんへの話し方)、③環境・設備(個室の有無、駐車場、立地、清潔さ、施術時間の長さ)、④経歴・実績(開業年数、勤務歴、勉強の継続状況、資格取得経緯)、⑤提供方法(完全予約制、アフターフォローの仕組み、次回案内の方法、患者さんへの宿題の渡し方)。各カテゴリから10個を目標に書き出すと、50個に近づきます。

書き出すときは、最初は自分目線の短い言葉で十分です。「素直である」「日々勉強している」「駐車場がある」「完全予約制」「施術後に自宅ケアを伝えている」。一文で書けなくても構いません。まず書き出すことが目的です。完璧に言語化しようとして止まるより、短くてもいいから50個そろえることを優先してください。

書き出したら、一つひとつについてこの問いを立ててください。「この特徴によって、患者さんはどんな体験をするか?」。「駐車場がある」という特徴ならば、「雨の日でも濡れずに来院できる」「お子さん連れでも安心して駐車できる」「院を選ぶときの迷いが一つ減る」「術後の通院で車が使えるので、継続しやすくなる」と展開できます。この「患者さんの体験」に転換した言葉が、広告に使えるベネフィットです。

実際に藤井先生の講義で出てきた変換例をいくつか紹介します。「若い」という特徴は、「来院するたびに活気のある空間で、元気をもらいながら施術を受けることができる」というベネフィットになります。「日々勉強している」は「最新で完成率の高い施術を継続的に受けることができる」になります。「素直な性格」は「手術が適切かどうかを正直にお伝えするため、患者さんが信頼をもって通い続けることができる」になります。「完全予約制」は「他の患者さんの目を気にせず、自分の体のことだけを考える時間が保証される」になります。特徴を見て、患者さんがその院に来院する「前・中・後」の体験を想像すると、ベネフィットが出やすくなります。

商品リサーチは一回完成させたら終わりではありません。患者さんと接する中で「そういう見方があるのか」と気づくことがあります。患者さんから「先生のここが良かった」という声をもらったとき、それを書き加えてください。リサーチシートは、更新するたびに広告の素材が増えていくものです。週に一度、5分だけ見直すだけで、半年後には使える言葉の量がまったく変わっています。

特に、患者さんが「なぜこの院を選んだのか」を聞いてみることは、商品リサーチを補強する最も直接的な方法です。「チラシを見て来ました」だけでなく、「チラシのどの言葉が気になりましたか?」まで聞けると、広告で機能している言葉と機能していない言葉が分かります。この問いを定期的にすることで、50個のリストに「患者さんが実際に反応した言葉」が加わっていきます。商品リサーチは、患者さんとの対話でも育てるものです。

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50の強みを書き出す5カテゴリ

技術・資格 / 性格・対応 / 環境・設備 / 経歴・実績 / 提供方法の5カテゴリから、それぞれ10個ずつ書き出すと50個になります。「思いつかない」と感じたら、各カテゴリに1個ずつでも書いてみてください。書き始めることで、次の言葉が出てきます。

コアベネフィット3つを選ぶ — 50個から絞り込む基準

50個から最も強い3つを選ぶことで、広告のテーマが一本に絞られます。この3つが、チラシとLPの中心になります。

コアベネフィット3つを選ぶ基準は3点です。①自院だけが言える、または競合との差が大きいもの。②ターゲットとなる患者さんが最も求めていることと重なるもの。③一言で説明できる分かりやすさがあるもの。この3条件を満たすベネフィットを、50個の中から絞り込みます。

たとえば、慢性腰痛と姿勢改善を得意とする院であれば、「他院で良くならなかった慢性腰痛を専門に診る技術がある(技術の差別化)」「完全予約制で施術に集中できる環境を提供している(環境の差別化)」「生活習慣の指導まで含めた3ヶ月プログラムで、再発を防ぐサポートをしている(提供方法の差別化)」という3つがコアベネフィットの候補になり得ます。これらはどれも、患者さんが「自分に関係ある話だ」と感じやすい言葉です。

コアベネフィットが決まると、チラシのキャッチコピー、LPのファーストビュー、患者さんへの初回説明、口コミ誘導の一言、すべてに一貫性が生まれます。今まで広告ごとに違う言葉を使っていたものが、一本の芯でまとまります。患者さんから見て「この院は〇〇が強い」という印象が定着しやすくなります。

コアベネフィットが決まる前と後では、広告を見直すときの視点も変わります。以前は「この言葉でいいのか分からない」と感じながら修正していたものが、「コアベネフィット3つの伝わり方を改善する」という明確な目標で修正できるようになります。広告の善し悪しの判断基準ができることで、テストと改善のサイクルが動き出します。

コアベネフィットは一度決めたら変えないものではありません。患者さんの反応を見ながら、半年に一回程度は見直します。市場は変わり、競合も変わり、自院の技術や提供方法も進化します。「今の自院の最も強いベネフィット3つ」を定期的に確認することが、広告の言葉を市場に合わせ続けることにつながります。

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コアベネフィット3つを選ぶ3つの基準

①自院だけが言える(差別化) ②患者さんが最も求めていること(ニーズ一致) ③一言で説明できる(分かりやすさ)。この3条件を満たすベネフィットを3つ選ぶと、広告の言葉が自然に決まります。選んだ3つをチラシのヘッドラインに使って、患者さんの反応を確認してください。

今日やること — 15分で10個の特徴を書き出す

競合リサーチより先に、今日10個の特徴を書き出してください。15分あれば始められます。

今日やることは一つだけです。「自院の特徴を10個書く」。時間は15分で十分です。紙でも、スプレッドシートでも、スマホのメモでも構いません。先ほどの5カテゴリ(技術・資格、性格・対応、環境・設備、経歴・実績、提供方法)を参考に、各カテゴリから2個ずつ書けば10個になります。完璧な文章でなく、箇条書きの短い言葉で十分です。

書き出したら、その中の1つについてだけ、患者さん目線への変換を試みてください。「この特徴によって、患者さんはどんな体験をするか?」という問いに答えてみる。1個変換できたら、それが今日の成果です。明日はもう10個書く。今週中に30個まで進める。そのペースで進めれば、2週間以内に50個が揃います。

50個が揃った後に、競合リサーチをしてください。競合5件のホームページを見るとき、自院の50の強みリストを手元に置いて比較します。「競合が打ち出していることと、自院の強みの違いはどこか」。この問いを持って見ると、競合情報の使い方が変わります。そのあと、コアベネフィット3つを選ぶと、チラシやLPのコピーが書ける状態になります。

大切なのは、順番を守ることです。商品リサーチ(50の強みリスト) → 競合リサーチ → コアベネフィット選定 → 広告コピー作成。このルートを外れて、競合リサーチや広告コピーから入ると、どこかで「自院の言葉がない」という壁にぶつかります。今日15分で10個書くことが、その壁を回避する最初の動作です。

まとめ

競合リサーチは、自院の商品リサーチを終わらせてから始めてください。

治療院の広告コピーが書けない原因のひとつは、競合リサーチを先に終わらせて、商品リサーチを後回しにしていることです。自院の50の強みリストがない状態では、競合を見ても「真似する」しかできません。自院の言葉ではなく、競合の言葉を借りた広告になります。

商品リサーチを先に完成させると、競合との比較が深くなり、「うちはここが違う」という自院の言葉で広告が書けるようになります。50個の特徴リスト → ベネフィット変換 → コアベネフィット3つ。この3ステップが、広告コピーの土台です。

治療院の広告改善で行き詰まっている場合、多くのケースで「商品リサーチが後回しになっている」という共通点があります。まず今日10個書き出すことから始めてください。その10個が、集客改善の最初の一歩になります。

自院の商品リサーチをどう活かすか、広告改善の相談は経営層ブリーフィングまたはお問い合わせからご連絡ください。

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よくある質問

商品リサーチと競合リサーチは、どちらを先に行うべきですか?

商品リサーチ(50の強みリスト)を先に行ってください。自院の強みを言語化してから競合を見ることで、「競合が言っていることに対して、自院はどう違うか」という比較ができます。先に競合を見ると、自院の言葉がない状態で参考にするため、競合の言葉を借りた広告になりやすくなります。商品リサーチ → 競合リサーチ → コアベネフィット選定 → 広告コピーの順番を守ることで、自院の言葉で書いた広告が完成します。

50個の特徴は、一度に全部書けなくてもいいですか?

はい、一度に全部書かなくても大丈夫です。今日10個、明日10個というペースで2週間かけて50個を目標にしてください。5カテゴリ(技術・資格、性格・対応、環境・設備、経歴・実績、提供方法)に分けて、各カテゴリから10個ずつ書き出すと書きやすくなります。完璧な文章を一発で書こうとするより、まず短い言葉で書き出すことを優先してください。書いた後に言い換えや追記をすれば十分です。

ベネフィット変換が難しいと感じます。どこから始めればいいですか?

「この特徴によって、患者さんはどんな体験をするか?」という問いから始めてください。例えば「駐車場がある」という特徴なら、「雨の日でも濡れずに来院できる」「お子さん連れでも安心できる」「院を選ぶときの迷いが一つ減る」「術後の通院を続けやすい」という体験が出てきます。患者さんの来院前(選ぶ場面)・来院中(施術の場面)・来院後(生活の変化の場面)を3つの視点で想像すると、変換の言葉が出やすくなります。最初は1個だけ変換することから始めてください。

コアベネフィット3つを選ぶ基準を教えてください。

3つの基準で選んでください。①自院だけが言える、または競合との差が大きいもの。②ターゲットの患者さんが最も求めていることと重なるもの。③一言で説明できる分かりやすさがあるもの。この3条件を満たすベネフィットを50個の中から絞り込みます。選んだ3つをチラシのヘッドラインに使ってみて、患者さんの反応を確認してください。半年に1回程度、市場の変化に合わせて見直すことも大切です。

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