藤井翔悟コンサルティングFUJII SHOGO CONSULTING
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リサーチシートを半年放置しない — 週30分で市場変化を追う更新ルール

完成したリサーチシートも、見返さなければ古い市場の記録になります。藤井塾Vol.4をもとに、週30分で顧客、商品、競合の差分を更新し、広告改善へつなげる運用ルールを解説します。

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AUTHOR

藤井翔悟

株式会社藤井翔悟事務所 代表取締役 / 理学療法士

理学療法士として医療現場でキャリアを開始後、治療院経営で起業。自身の事業を年商10億円規模まで成長させた経験をもとに、治療院経営・ヘルスケア経営・企業変革を現場実装型で支援している。

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完成したリサーチシートにも有効期限がある

市場が動く限り、以前の正解はそのまま使えません。

競合が閉院する、新しい院が増える、価格が変わる、予約方法が変わる。患者さんの生活や情報収集の方法も変わります。前回の調査が丁寧であるほど、その内容を信じ続けてしまう危険があります。

更新では、全項目をゼロから書き直す必要はありません。前回から変わった事実だけを探します。変化がないことも記録すれば、次回の比較基準になります。

リサーチを完成品ではなく市場のスナップショットとして扱うと、更新の心理的負担が下がります。

DIAGRAM

リサーチシートの役割を変える

STATIC

一度完成して保管

市場が変わっても古い前提を使い続ける。

LIVE

毎週差分を更新

小さな変化を広告と商品判断へ戻す。

一度作る資料から、差分を追う経営ログへ変えます。

週30分を、顧客・商品・競合へ10分ずつ使う

時間を先に固定し、調査対象を一つずつに絞ります。

毎週すべてを調べようとすると続きません。顧客10分では、今週の問い合わせや会話から新しい言葉を一つ残します。商品10分では、特徴と患者ベネフィットの説明を一つ見直します。競合10分では、固定した一院の見出し、価格、オファーの差分だけを見ます。

大切なのは、忙しくなった時に真っ先に消える空き時間へ置かないことです。曜日と開始時刻を決め、予約表へ先に入れます。

30分で結論を出す必要はありません。変化を一つ見つけ、次に確かめる質問を一つ残せば十分です。

DIAGRAM

週30分のリサーチ配分

10 MIN

顧客

今週出た新しい言葉を一つ。

10 MIN

商品

特徴の意味を一つ見直す。

10 MIN

競合

固定一院の差分を一つ。

NEXT

質問

次に確かめることを一つ。

FIRST DOMAIN

調査量ではなく、更新が途切れない仕組みを作る。

顧客、商品、競合の差分を10分ずつ確認します。

差分ログに残す3つの事実

何が変わったか、なぜ重要か、次に何を確かめるかを分けます。

差分ログの一列目は事実です。競合が初回価格を変えた、予約導線がLINE中心になった、患者さんから新しい不安が出た。二列目は意味の仮説です。価格比較が強まったのか、電話予約の負担が増えたのか。三列目は確認方法です。次の患者さんへ聞く、自院データを見る、小さな広告で試す。

事実と解釈を分ければ、思い込みを市場データのように扱わずに済みます。解釈が外れても、事実は次の仮説に使えます。

古い情報は削除せず、日付とともに残します。変化の履歴そのものが、自院の市場理解になります。

DIAGRAM

差分ログの3列

1

事実

FACT

日付つきで何が変わったか。

2

仮説

HYPOTHESIS

変化が何を意味すると考えるか。

3

確認

VERIFY

誰に聞き、どの数字で確かめるか。

観測事実と自分の解釈を分け、確認方法まで決めます。

月末に、一つの広告判断へ変える

ログを貯めるだけでなく、残す・変える・やめるを決めます。

週次ログが4回分たまったら、繰り返し出た変化を一つ選びます。患者さんの不安が複数回出た、競合数院が同じ導線へ変えた、問い合わせの年代が変わったというパターンです。

その変化に対して、広告の何を残し、何を変え、何をやめるかを決めます。全部変えず、一つの判断へ絞ります。翌月は、その結果をまた差分ログへ戻します。

週次で観測し、月次で判断する。この役割分担が、リサーチを日常業務へ落とします。

DIAGRAM

週次観測から月次判断へ

1

週次観測

30分で差分を一つ残す。

2

共通化

繰り返す変化をまとめる。

3

月次判断

残す変えるやめるを決める。

4

結果更新

反応を次のログへ戻す。

リサーチの価値は、次の判断に使われた回数で決まる。

小さな差分を集め、月末に一つの広告改善へ変えます。

今日やること — 次の4週間へ30分を先に入れる

やる気ではなく、予定表でリサーチを守ります。

次の4週間で同じ曜日、同じ開始時刻に30分を確保してください。顧客、商品、競合の順で10分ずつ使うことを予定名へ書きます。

最初の回では、過去のリサーチシートを探し、最終更新日を確認します。見つからない場合は、新しい一枚を作り、今後はそこだけを更新します。

一度で完成させようとせず、今週変わった事実を一つ残す。市場が変わり続ける限り、更新できる仕組みが完成形です。

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よくある質問

リサーチシートはどのくらいの頻度で更新しますか?

週30分で顧客、商品、競合の差分を確認し、月末に一つの広告判断へまとめる運用がおすすめです。少なくとも数か月放置しない仕組みを作ってください。

毎回すべての競合を調べ直す必要がありますか?

必要ありません。固定した競合を一院ずつ見て、見出し、価格、オファーなどの差分だけを残します。月末に複数週の変化をまとめて判断します。

以前の情報は削除した方がよいですか?

削除せず日付つきで残してください。過去との差分が市場変化を判断する材料になります。事実、仮説、確認方法を分けると再利用しやすくなります。

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