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「価格が近い院のヘッドライン」を読まずに広告を書くな — 治療院集客でGoogle検索から本当の競合と差別化ヒントを見つける3ステップ

「近所の院を見ています」だけでは競合リサーチは機能しません。藤井塾が教える本当の競合は「同じ価格帯で似たヘッドラインを使っている院」です。月1回のGoogle検索でその院を特定し、ヘッドラインの変化から差別化ヒントを読み取る3ステップを解説します。

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藤井翔悟

株式会社藤井翔悟事務所 代表取締役 / 理学療法士

理学療法士として医療現場でキャリアを開始後、治療院経営で起業。自身の事業を年商10億円規模まで成長させた経験をもとに、治療院経営・ヘルスケア経営・企業変革を現場実装型で支援している。

「近くにある院」と「本当の競合」は別の話です

競合リサーチで「近くにある院を調べています」という方は多いです。しかし地理的に近いだけでは、本当の意味での競合かどうかは分かりません。患者さんが自院を選ぶ前に実際に比べる院かどうかが、本当の競合の定義です。

「競合」という言葉を日本語で説明します。競合とは「患者さんが自院を選ぶときに比べる可能性のある院」のことです。患者さんが院を選ぶ場面を想像してください。痛みや不調を抱えた患者さんが「どこに行こうか」と検索するとき、すべての近所の院を等しく比べているわけではありません。「自分の悩みに合いそうで、払えるお金の範囲で、来てほしい雰囲気に合いそうな院」を絞り込んでから比べます。このとき比べる院の候補に入るかどうかが、競合かどうかを決める本当の基準です。地図上で近くに並んでいても、患者さんが「比べる対象にすら入れない」院は、実質的な競合ではありません。

なぜ「近さ」だけでは競合を特定できないのか。一番分かりやすい例は、保険院と自費院の違いです。保険が使える接骨院や整形外科は、窓口負担が300円〜500円程度です。自費の整体院は初回5,000円〜10,000円になる場合がほとんどです。患者さんが「今日整体に行こう」と考えるとき、300円の院と8,000円の院は同じ予算の選択肢として比べません。どちらに行くかを決める前の段階で、予算と期待値が全く別の選択肢になっているからです。藤井塾では「軽症例の安い、保険が使える接骨院と整形外科とは、根本的に来てほしい客が違う」と繰り返し教えています。保険院が競合でないのは、倫理的な問題ではなく、患者さんが比べる相手として見ていないという市場の現実です。

では「本当の競合」とは何か。2つの条件を両方満たす院が、自院の本当の競合です。1つ目の条件は「初回料金が自院と近い院」です。目安として、自院の初回料金の±3,000円以内の院を候補とします。たとえば自院の初回料金が8,000円の場合、5,000円〜11,000円の範囲の院が第一候補です。この価格帯の院は「同じ財布から取り合う相手」です。患者さんが「整体に一回8,000円くらい出してもいいか」と判断するとき、6,500円の院も9,500円の院も比較対象に入ります。しかし500円の保険院も、30,000円の高額スパも、その判断の中に入ってきません。2つ目の条件は「ホームページやチラシのヘッドラインの内容が自院と似ている院」です。ヘッドラインとは、院のホームページの一番目立つ位置に書かれた大きな文章のことです。「腰痛でお悩みの方へ」「デスクワーカーの肩こり専門」「産後の骨盤矯正なら」のような言葉です。自院と似たヘッドラインを使っている院は、自院と同じ患者さんに呼びかけています。同じ患者さんに呼びかけているなら、患者さんが実際に比べる院である可能性が高くなります。

「価格帯が近い」と「ヘッドラインが似ている」——この2条件を確認するだけで、競合リサーチの精度が大きく変わります。近所に5件の整体院があったとしても、価格帯で絞ると2〜3件に減ることが多いです。さらにヘッドラインを確認すると、「実際に患者さんが自院と比べる可能性が高い院」は1〜2件に絞られます。この1〜2件を丁寧に見続けることが、5件を浅く眺め続けることよりもはるかに有益な情報をもたらします。逆に、「近所にある院だから」という理由だけで5件を均等に追いかけているなら、その作業の大半は本当に必要な競合情報の収集には結びついていない可能性があります。まず価格帯とヘッドラインの2条件で「本当の競合」を絞り込むことが、競合リサーチのすべての出発点です。

最後に1点だけ確認します。競合のヘッドラインを読む目的は「相手をまねる」ことではありません。「その地域の患者さんに何が刺さっているか」を読み取るためです。藤井塾の教えでは「真似していいと思います。独自メソッドとかね、いろいろ打ち出しているので、何々式とか、それは自分で作ってもいいと思う」という言葉があります。これは「市場でうまくいっているアプローチから学ぶことに遠慮はいらない」という意味です。競合のヘッドラインが変わったとき、その変化の背景に「地域の患者さんが反応した言葉」がある可能性があります。その変化を観察することで、自院の差別化の方向が明確になっていきます。比べる院を絞り込んだ後は、そのヘッドラインを自院の言葉の磨き方のヒントとして読む——この視点で競合リサーチに取り組むことが大切です。

DIAGRAM

「地理的に近い院」と「本当の競合」の違い

地理的に近い院(すべて)

保険院・スパ・高額院が混在する

患者さんが比べない院も含まれるため、作業量の割に「どこで差別化するか」の判断材料にならない。

本当の競合(2条件で絞り込む)

価格帯×ヘッドライン一致の1〜2院

「同じ財布から取り合う院」かつ「同じ患者さんに呼びかけている院」。この院のヘッドライン変化だけを追えばよい。

患者さんが実際に比べる院を見つけるためには、距離ではなく価格帯とヘッドラインの2条件で絞り込みます。絞り込んだ後の1〜2件が、差別化ヒントの宝庫です。

価格帯でフィルターする — 「同じ財布から取り合う院」を見つける方法

本当の競合を探す最初の作業は、Google検索で価格帯が近い院を見つけることです。難しい操作は必要ありません。検索して院のホームページを開いて初回料金を確認する、それだけです。

まずGoogle検索の使い方を確認します。Googleとはインターネット上で情報を探すための無料サービスです。スマートフォンでもパソコンでも使えます。ブラウザ(インターネットを見るアプリ)を開いて、検索窓に「[自分の地域名] 整体」と入力して検索します。たとえば「天王寺 整体」「梅田 整体」のように入力します。このとき検索結果の上部に「スポンサー」と書かれた広告と、その下に通常の検索結果(広告でないページ)の両方が出てきます。どちらも確認の対象です。広告は「その院が費用を払ってでも上位に表示させたい」というサインです。通常の検索結果はSEOと呼ばれる対策の結果です。上位に表示されている院から順番に、ホームページのリンクをタップして開いていきます。

ホームページを開いたら、まず「初回料金」を探します。多くの院は「初診料」「初回限定」「体験コース」のような名称で初回の価格をホームページに載せています。ページの上の方か、料金表のセクションを見れば見つかることがほとんどです。初回料金が見つかったら、自院の初回料金と比較します。判断基準は「自院の初回料金の±3,000円以内に収まるかどうか」です。たとえば自院が初回8,000円なら、5,000円〜11,000円の院が価格帯フィルターを通過した候補です。フィルターを通過した院を「候補リスト」としてメモ帳や紙に書いておきます。料金が書いていない院はフィルターの判断ができないので、ひとまず候補外として扱います。この作業を検索結果の上位5〜10件について行います。

価格帯フィルターを終えると、多くの場合5〜10件の院が2〜4件に絞られます。この結果の件数自体が、地域の市場情報になります。価格帯が近い院が5件以上あれば「自費整体の競争が激しいエリア」のサインです。1件以下なら「自費整体院がまだ少ないエリア」か「検索結果に出てくる価格帯の院が限られているエリア」の可能性があります。どちらの場合も、その事実を記録しておいてください。「競合が多い=差別化が難しい」という見方と「競合が少ない=先にポジションを確保できる」という見方の両方が成り立ちます。件数を記録しておくと、月を重ねるごとに「この地域で自費整体院が増えているか減っているか」の変化が見えてきます。

候補リストに残った院に対して、1点だけ追加確認をします。「この院の初回料金の設定は、患者さんから見て自院と同じ予算の選択肢に見えるか」を考えます。たとえば自院が初回8,000円で候補院が5,500円の場合、価格帯フィルターは通過していますが、5,500円の方が選ばれやすい可能性もあります。このとき「価格で差別化されている」のか「価格で判断されていない」のかは、実際の初回来院の患者さんへのヒアリングで分かってきます。まずは価格帯フィルターを通過した院をリストに入れておき、後述のヘッドライン確認で「本当に同じ患者さんを狙っているか」をさらに確認するという2段階の絞り込みが最も精度が上がります。

価格帯フィルターで候補院が出そろったら、次のステップへ進む前にもう一つだけ確認します。それは「候補院が自費整体院かどうか」です。鍼灸院やカイロプラクティック、リラクゼーション系のサロンは、提供しているサービスの性質が整体院と異なる場合があります。ホームページのトップを見て「施術の種類」と「対象にしている主な悩み(腰痛・肩こり・骨盤矯正・産後など)」を確認してください。自院と提供しているサービスの性質が近い院が、最終的な候補として残ります。この確認を経ると、候補リストは1〜3件に絞られることが多いです。リストの件数が増えすぎないようにすることが、次のヘッドライン確認を続けやすくするためのポイントです。

ヘッドラインで競合を確認する — 「同じ患者さんに呼びかけている院」の見つけ方

価格帯フィルターを通過した院を、次はヘッドラインで確認します。ヘッドラインとは、ホームページの一番目立つ位置に書かれた大きな文章のことです。この文字を読むだけで、その院がどんな患者さんに向けて話しかけているかが分かります。

ヘッドラインとは何かを説明します。院のホームページを開いたとき、スクロールしなくても見える画面の上の部分に、大きなフォントで書かれた1〜2文の文章があります。背景に写真が使われていることが多く、その写真の上や下に大きな文字で書かれています。「腰痛でどこに行っても良くならなかった方へ」「デスクワークで肩がこる30代40代の方専門」「産後の骨盤矯正なら○○院へ」のような文章です。院長が「うちはこういう患者さんに来てほしい」と思って書いた、一番重要な広告の言葉がヘッドラインです。患者さんはこのヘッドラインを0.5秒〜1秒で読んで「自分向きの院かどうか」を直感的に判断します。ヘッドラインが「自分のことを言っている」と感じれば続きを読む、「自分には関係ない」と感じればページを閉じる——この判断がヘッドラインの役割です。

候補リストに残った院のホームページを開いて、ヘッドラインを書き写してください。書き写したら、自院のヘッドラインと並べて3点を確認します。確認1は「同じ症状のキーワードが入っているか」です。腰痛・肩こり・産後・頭痛・慢性疲労・猫背など、症状を表す言葉が自院のヘッドラインと重なっているかを見ます。同じ症状の言葉が入っていれば、同じ悩みを持つ患者さんに向けて話しかけていることになります。確認2は「同じ患者層を表す言葉が入っているか」です。「30代女性」「デスクワーカー」「スポーツをする方」「高齢者」「産後のお母さん」など、患者さんの属性を示す言葉が自院と重なっているかを見ます。確認3は「自院にない気になる言葉が入っているか」です。自院のヘッドラインには使っていない言葉で、「自分の患者さんにも当てはまるかもしれない」と感じる言葉を探します。

確認1と確認2の両方が当てはまった院が、ヘッドライン確認も通過した「本当の競合」です。価格帯フィルターを合わせると、最終的に1〜2件が本当の競合として残ります。この1〜2件を毎月追い続けることが、競合リサーチの核心です。確認3で気になる言葉が見つかった場合は、別途メモしておきます。これは「競合が使っている言葉の中で、自院ではまだ使っていないが患者さんに刺さる可能性がある言葉」として、後で自院のヘッドライン改善のヒントとして使えます。たとえば候補院が「毎日の通勤が辛い」という言葉を使っていて自院では使っていない場合、「通勤途中の体の辛さ」という悩みを感じている患者さんに向けた訴求がまだできていない可能性があります。

ヘッドライン確認で「自院と似たヘッドラインが1件も見つからない」ケースがあります。これは2つの意味を持ちます。1つ目は「その地域ではまだ自院のターゲット患者層に向けた訴求をしている院がない」という意味です。これは差別化しやすいポジションにいるサインです。先にそのポジションに根を張ることで、後から参入してくる院に対して有利な立場になります。2つ目は「自院のヘッドラインが地域で一般的でない特殊な表現になっている」可能性です。患者さんが検索するときに使う言葉と、自院のヘッドラインで使っている言葉がずれている場合、患者さんがそのヘッドラインを「自分向き」と認識しにくくなります。似たヘッドラインがゼロの場合も、その結果を記録してください。月を重ねると「いつ頃から似たヘッドラインの院が出てきたか」という変化の起点が分かります。

最後に、ヘッドライン確認で一番大切なことを伝えます。藤井塾の講義で「ホームページのヘッドラインは何かなって。本当にここはすごくヒントになります」という言葉があります。競合のヘッドラインは「その地域の患者さんに今何が刺さっているか」を推測する手がかりです。院長がヘッドラインを書くとき、「患者さんに響いてほしい」と思って言葉を選んでいます。複数の院が似た言葉を選んでいるとき、それは「その言葉が地域の患者さんの間で共通の悩みとして認識されている」ことを示している可能性が高いです。逆に多くの院が使っている言葉をそのまま自院のヘッドラインに使うだけでは、差別化になりません。「皆が使っている言葉を把握した上で、自院の強みと組み合わせた別の表現を選ぶ」ことが、ヘッドライン確認からの次のステップです。

DIAGRAM

ヘッドライン比較で確認する3つのポイント

1

同じ症状のキーワードがあるか

確認1

腰痛・肩こり・産後・頭痛など、自院のヘッドラインと同じ症状の言葉が含まれているか。重なれば同じ悩みを持つ患者さんを呼んでいる院。

2

同じ患者層の言葉があるか

確認2

「30代女性」「デスクワーカー」「産後のお母さん」など、患者層を示す言葉が自院と重なっているか。重なれば患者さんが実際に比べる対象。

3

自院にない気になる言葉があるか

確認3

自院では使っていない言葉で「自分の患者さんにも当てはまりそう」と感じる言葉を探す。これが次のヘッドライン改善のヒントになる。

候補リストの院のヘッドラインを自院と並べて、この3点を順番に確認します。確認1と確認2が両方当てはまった院が本当の競合です。

月1回のGoogle検索で競合のヘッドラインを確認する3ステップ

本当の競合を絞り込んだら、月1回の定期確認を習慣にします。難しい作業ではありません。検索→価格帯確認→ヘッドライン変化メモの3ステップを月1回30分行うだけです。

ステップ1は「毎月同じキーワードで検索する」です。キーワードは「[地域名] 整体」または「[対象症状] 整体 [地域名]」の形式を使います。たとえば「天王寺 整体」「腰痛 整体 梅田」のように入力します。検索するタイミングも毎月同じにすることが大切です。午前10時〜正午の間に検索することをおすすめします。この時間帯は患者さんが院を調べることが多い時間帯に近く、実際に検索している患者さんが見るのと同じ状態の結果が確認できます。検索したとき、前回と比べて「広告の院が増えているか減っているか」「順位が変わっている院があるか」を確認します。広告を新たに出した院は集客に力を入れ始めたサインで、広告を止めた院は集客戦略を変えた可能性があります。

ステップ2は「本当の競合として絞り込んだ院のホームページを開いて変化を確認する」です。前回の確認時に書き写したヘッドラインと、今回開いたホームページのヘッドラインを比べます。変わっていなければ「現在のヘッドラインを維持している」ということです。変わっていた場合、何がどう変わったかをメモします。たとえば「前回:腰痛専門の整体院 → 今回:慢性腰痛でお悩みの方へ」という変化があれば、「腰痛という言葉に『慢性』を加えた。慢性的な悩みを抱えている患者さんへの訴求を強めた可能性」という形で変化の内容と解釈を一行で書いておきます。初回料金にも変化がないかを同時に確認します。初回料金が下がっていれば「集客に苦戦している可能性」、上がっていれば「高単価へシフトしている可能性」として読み取れます。

ステップ3は「ヘッドラインが変わった理由を一言で解釈してメモに追加する」です。藤井塾の講義には「変わったってことは、その変わったものがその地域の人に刺さっている」という教えがあります。院は反応が取れないヘッドラインをわざわざ変えません。ヘッドラインを変えた院は「新しい言葉の方が患者さんの反応が良かった」か「今後こちらの方が患者さんに響くと判断した」という理由で動いています。つまりその変更は「地域の患者さんが反応した可能性がある言葉」の実例です。変化を見たとき「なぜ変えたのか」を一言でメモします。「腰痛→慢性腰痛に変えた=長期の悩みを抱えている患者層への訴求を強化した可能性」「料金非表示→明確表示に変えた=価格透明性を求める患者が増えた可能性」のように書きます。この推測が外れることもあります。外れたとしても「推測→観察→修正」のサイクル自体が、地域市場の読み方を鍛える練習になります。

3ステップを月1回30分で行うと、1年後には12回分の変化記録が積み上がります。この12回分の記録から「この地域の整体市場は秋に肩こり系の訴求が増える傾向がある」「産後系ヘッドラインを採用する院が年々増えている」「この院だけ半年間ヘッドラインを変えていない」などの傾向が見えてきます。傾向が見えることで、自院のヘッドラインを「感覚で変える」のではなく「市場の変化を根拠に変える」ことができるようになります。これが藤井塾が言う「切り口とか見せ方を常にリサーチの結果をもとにしてテストしていく」というマーケティング活動の実践です。ヘッドラインを変えた後に問い合わせの数や来院の数に変化が出れば、そのヘッドラインが機能しているサインです。変化が出なければ、競合の記録を見ながら別の言葉を試します。

月次確認のメモはリサーチシートの競合リサーチタブと連動させることで、さらに使いやすくなります。藤井塾では競合リサーチのシートに「競合の名前・価格・ヘッドライン・初回オファー・特典・独自メソッド」を記録する項目があります。このシートの「ヘッドライン」の欄を毎月更新することで、シートが「競合の時系列変化記録」になっていきます。前の月との差分が自動的に見えるようになり「この院は3ヶ月連続でヘッドラインを変えていない」「この院は2ヶ月前から急に産後系に切り替えた」という変化のパターンが蓄積されます。リサーチシートを更新するたびに「今の地域市場はどう動いているか」が見えてくるため、広告の言葉を変えるタイミングと方向の判断がしやすくなります。毎月の作業は30分程度ですが、6ヶ月続けると「リサーチシートが経営の判断材料になっている実感」が出てきます。

DIAGRAM

月1回30分のGoogle検索で競合ヘッドラインを確認する3ステップ

01

毎月同じキーワードで検索する

「[地域名] 整体」で毎月同じ時間帯に検索。広告の増減・順位変化を確認する。

02

本当の競合のヘッドラインを確認する

候補院のホームページを開いて初回料金とヘッドラインを前回と比較。変化した箇所をメモする。

03

変化の意味を一行でメモする

「なぜ変えたか」を一行推測してリサーチシートに追記。月を重ねると地域市場の変化の傾向が見えてくる。

FIRST DOMAIN

1回目の確認で「本当の競合が何件あるか」が分かれば十分です。記録を続けるほど、ヘッドラインを変えるタイミングと方向の根拠が積み上がります。

毎月同じキーワード・同じ時間帯で検索することが、変化を見つける精度を上げます。最初は「価格帯の近い院が何件あるか」と「ヘッドラインは何か」を書き留めるだけで十分です。

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よくある質問

「ヘッドライン」はホームページのどこを見ればよいですか?ファーストビューとは何ですか?

ホームページを開いたとき、スクロールしなくても最初に目に入る画面の部分を「ファーストビュー」と呼びます。スマートフォンで院のホームページを開いたとき、画面の上から下に向けて見える最初の1画面分がそれです。そのファーストビューの中に、大きな文字で書かれた1〜2文の文章があれば、それがヘッドラインです。背景に写真が使われていて、その写真の上に白い文字で書かれているケースが一番多いです。「腰痛でお悩みの方へ」「○○専門の整体院」「〇〇でお困りの方に」のような形式が典型です。もしファーストビューに大きな文字が見当たらない場合は、少し下にスクロールして最初に目立つ文章を確認してください。「この文章が患者さんへの最初のメッセージだ」と感じる言葉がヘッドラインです。なお画像の中に文字が焼き込まれているケース(テキストではなく画像として書かれているもの)では、コピー&ペーストができないため、手書きかスマートフォンのメモアプリに書き写してください。

地域に自費整体院がほとんどなく、価格帯の近い院が見つかりません。どうすればよいですか?

価格帯フィルターを通過する院が少ない地域は「自費整体の競合が少ないエリア」です。これは差別化しやすいポジションにいるサインである一方、「競合がいないから調べなくていい」とはなりません。まず検索の範囲を広げてみてください。「[隣の地域名] 整体」「[最寄り駅名] 整体」のように、電車で10〜20分圏内まで広げて確認します。自費整体に通う患者さんは「自分が本当に行きたい院」なら多少遠くても通う場合があります。範囲を広げても候補院が少ない場合は、検索キーワードを変えてみます。「腰痛 整体 [地域名]」「骨盤矯正 [地域名]」のように症状名を加えると、別の院が出てくることがあります。それでも見つからない場合は、「この地域にはまだ自費整体院の競合が少ない」という事実が、自院の市場情報として価値を持ちます。競合が少ない今のうちに「腰痛専門」「産後矯正専門」などのポジションをヘッドラインで先に確立しておくことが、後から参入してくる院に対する先行優位になります。

競合のヘッドラインを月1回確認すると何が変わりますか?今の広告との関係は?

月1回の確認を続けると「地域の市場で今何が患者さんに刺さっているか」を観察データとして積み上げられます。これは今の広告を「根拠なく変える」のか「根拠を持って変える」かの差です。根拠なく広告を変えると、患者さんの反応が上がったのか下がったのかを判断する基準がなくなります。競合の変化を記録していると「A院が先月から産後系に切り替えた後、問い合わせが増えた様子がある」という観察ができます。この観察から「産後系の訴求がこの地域で今機能し始めている可能性がある」という仮説を作れます。仮説を作ったら、自院のヘッドラインを「産後系に変えて1ヶ月試してみる」というテストができます。テストして問い合わせが増えれば仮説が当たっていた証拠、変わらなければ別の仮説を試します。この「観察→仮説→テスト」のサイクルが、感覚に頼らない広告改善の仕組みです。藤井塾が繰り返し伝える「集客はテストなんです。テストして、売れとなれる可能性を検証していくことをやりますよ」という教えの実践が、月1回の競合ヘッドライン確認から始まります。

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