ビリーフ・デザイア・フィーリングを知らずに広告を書くな — 治療院の顧客リサーチで患者の本音を広告に変える4つの質問
治療院・整体院の広告が症状名を並べても反応しない理由は、患者さんの内側にある「ビリーフ(信念)・デザイア(欲求)・フィーリング(感情)」を見ていないからです。藤井塾で教えるBDFの3層を4つの質問で集め、広告ヘッドラインへ変換する実装手順を解説します。

AUTHOR
藤井翔悟
株式会社藤井翔悟事務所 代表取締役 / 理学療法士
理学療法士として医療現場でキャリアを開始後、治療院経営で起業。自身の事業を年商10億円規模まで成長させた経験をもとに、治療院経営・ヘルスケア経営・企業変革を現場実装型で支援している。
「腰痛改善」と書いても届かない理由
症状名は患者さんの悩みの「表面」です。広告が届くのは、表面の奥に入ったときです。
「腰痛改善」「肩こり解消」「膝痛専門」。治療院の広告でよく使われる言葉です。これ自体は間違いではありません。ただ、この言葉だけを書いた広告に反応するのは、今すぐ探している人だけです。「腰痛 整体 ○○市」と今まさに検索している人には届きます。でもそれ以外の大半の人には、ただの情報として流れていきます。
なぜでしょうか。患者さんが広告を見て「自分の話だ」と思う瞬間は、症状名を読んだときではないことが多いからです。「ああ、この人は私がどんな気持ちでいるかわかっている」と感じたときに、初めてその広告を読み続けます。
藤井塾では、顧客リサーチのシートに「ビリーフ(信念)は何か」「デザイア(欲求)は何か」「フィーリング(感情)は何か」という3つの欄(らん)を作ります。症状名はそこに書くものではありません。患者さんの内側にある考え・望み・気持ちを書く欄です。この3層を知らずに広告を書くと、正確だけど届かない言葉になります。
整体院で言えば、腰痛という症状は同じでも、50代の会社員と70代の一人暮らしの方では、持っている信念も望みも感情もまったく違います。同じ言葉では届きません。だから、症状名だけでなく、その人の内側を見る必要があります。これがBDFリサーチ(ビーディーエフリサーチ)の出発点です。
治療院経営でよくあるのは、「広告に何十万円もかけているのに問い合わせが増えない」という悩みです。このとき、問題はほぼ広告の量や掲載場所ではなく、広告の言葉の向き(むき)です。どこに向けて書いているか。症状名だけを正確に書いた言葉は、今すぐ情報を探している人には届きます。でも、迷っている人・諦めかけている人には届きません。BDFリサーチは、この「届かない層(そう)」にも届く広告を作るための技術です。
DIAGRAM
症状名の広告とBDFを入れた広告の違い
NG
自分起点
技術名、資格、メニューを先に並べる。専門家としては正しくても、読み手の悩みと接続しにくい。
OK
市場起点
お客さんの悩み、比較対象、選ぶ理由から逆算する。広告と商品の意味が揃いやすい。
ビリーフ(信念)とは — 患者さんが治療院に来る前から持っている「思い込み」
ビリーフとは、患者さんが自分の体や治療院に対して持っている「信念=思い込み」です。これを知ると、広告の入口が変わります。
ビリーフ(Belief=信念)とは、患者さんが持っている「こうだろう」という考えのことです。これは事実である必要はありません。患者さんが「そう思っている」という話です。
治療院に来る前の患者さんは、たとえばこんなビリーフを持っていることがあります。「整体に行っても、また元に戻る」「病院で異常なしと言われたから、もうどこに行っても無駄かもしれない」「整体は高い。自分には縁がない」「腰痛は歳のせいだから仕方ない」。こういった思い込みです。
患者さんがこのビリーフを持ったまま広告を見ると、「腰痛改善」という言葉を見ても「どうせ一時的なものでしょ」と思って流してしまいます。でも、「病院で『異常なし』と言われた腰痛でも、なぜ続くのか」というヘッドラインを見ると、「あ、自分のことだ」と立ち止まります。
ポイントは、患者さんが持っているビリーフをそのまま広告の言葉にすることです。「〇〇と思っていませんか?」という問いかけのヘッドラインは、この手法です。患者さんが「まさに、そう思っていた」と感じると、続きを読もうとします。
重要な注意があります。ビリーフは、院長先生の頭の中で「患者さんはこう思っているはずだ」と考えたものではありません。実際の患者さんから聞いた言葉です。藤井先生が「仮説は外れる」と繰り返すのは、想像で作ったビリーフが実際とズレることが多いからです。後の章(章=しょう)でその集め方を説明します。
ビリーフは業種(ぎょうしゅ)や地域によっても違います。都市部の整体院に来る患者さんと、地方の田舎にある整体院に来る患者さんでは、治療院に対するビリーフ自体が異なることもあります。また、30代の患者さんと60代の患者さんでは、「治療院は高い」「整体は怪しい」という思い込みの強さも変わります。だから、どこかから拾ってきた一般的なビリーフではなく、自院に実際に来ている患者さんから聞いた言葉を使うことが大切です。
DIAGRAM
患者さんが持つビリーフの例
1
顧客
何に困り、何を変えたいのか
問い合わせ・面談・既存顧客の言葉を見る
2
競合
何を打ち出し、どこが空白か
価格帯・訴求・導線を比較する
3
商品
相手にとって何を意味するか
特徴を生活上の価値へ翻訳する
デザイア(欲求)とは — 症状の奥にある「本当に手に入れたいもの」
患者さんが腰痛を治したい本当の理由は、痛みをなくすことではないことが多いです。その奥にある「したいこと」を知ると、広告の言葉が変わります。
デザイア(Desire=欲求)とは、患者さんが「本当に手に入れたいもの」のことです。腰痛を例にすると、患者さんが望んでいることは「腰の痛みがなくなること」ではなく、その先にあることがほとんどです。
たとえば、72歳で一人暮らしをしている患者さんのデザイアは「孫と一緒に公園を歩きたい」かもしれません。50代のデスクワーカーなら「仕事に集中したい」「夜に眠れるようになりたい」かもしれません。30代の主婦なら「子どもと一緒に走り回りたい」かもしれません。
同じ「腰痛」でも、デザイアはまったく違います。そして、広告の言葉がデザイアに刺さると、患者さんは読み続けます。「孫と一緒に歩ける体を取り戻したいと思っていませんか」というヘッドラインは、「腰痛改善」よりも、その72歳の患者さんの心に届きます。
藤井先生が「購入者のスペックを細分化させていくと必ず共通項ができてくる」と話すのは、デザイアに共通のパターンがあるからです。同じ年代・同じ生活スタイルの患者さんは、似たデザイアを持っていることが多い。だから、ターゲットを絞るほど、デザイアを的確に言葉にできます。
ここで気をつけることがあります。デザイアも「自分が考えた患者さんの望み」では外れます。実際の患者さんから聞いた言葉、具体的な生活シーン、患者さんが自分の口で言った「〇〇したい」という言葉。これがデザイアのリサーチです。「どんな状態になりたかったですか?」という質問が、デザイアを集める入口になります。
DIAGRAM
症状の奥にある本当のデザイア
FEATURE
評価を重視しています
専門家側の説明。正しいが、読み手にとって何が良いのかがまだ見えにくい。
VALUE
なぜ痛みが続くのかを確認してから方針を決める
顧客側の言葉。施術の特徴が、選ぶ理由として理解しやすくなる。
フィーリング(感情)とは — 来院を妨げる感情と、来院を後押しする感情
患者さんの感情を知ると、広告の言葉で「来院の壁」を下げられます。フィーリングは、ビリーフとデザイアを動かすエンジンです。
フィーリング(Feeling=感情)とは、患者さんが持っている感情のことです。「不安」「焦り」「諦め(あきらめ)」「怒り」「希望(きぼう)」「恥ずかしさ」など、さまざまな感情があります。
来院を妨げる感情には、たとえばこんなものがあります。「また失敗したらどうしよう」という不安。「お金をかけて治らなかったらどうしよう」という恐れ。「もう何年も悩んでいるから、どうせ無理」という諦め。「整体に行くことを家族に言いにくい」という恥ずかしさ。こういった感情があるとき、どんなに良い広告を出しても行動につながりにくくなります。
逆に、来院を後押しする感情もあります。「もうこれ以上このまま放っておけない」という焦り。「知り合いが行って良くなったと聞いた」という希望。「ずっと我慢してきたけど、もう限界」という決断感。こうした感情が高まったときに広告を見ると、人は動きます。
広告の言葉は、このフィーリングに合わせて作ります。諦めの感情が強い患者さんに向けては「〇〇院や△△で良くならなかった方へ」という言葉が効果的です。焦りの感情が強い患者さんには「今のうちに動かないと手遅れになる場合があります」という文脈が届きます。
大切なのは、患者さんの感情を外側から「こうだろう」と想像しないことです。実際に患者さんに「来院を迷っていたとき、どんな気持ちでしたか?」と聞くと、生きた言葉が返ってきます。その言葉をそのまま広告に入れると、他の患者さんも「そうそう、私もそう思っていた」と共感します。共感は行動の入口です。
フィーリングは広告の「語りかけ方」にも影響します。諦めの感情が強い患者さんには、励ましよりも「なぜ良くならないのか、その理由を先に話す」という構成が届きやすいです。希望の感情が強い患者さんには「こうなれた人の実例」という形が動きやすいです。BDFのうち特にフィーリングは、広告の全体的なトーン(言い方のスタイル)を決める要素です。集めたフィーリングによって、広告の温度感も変えていきます。
DIAGRAM
来院を妨げる感情と後押しする感情
ROOT CAUSE
市場を見ない商品説明
広告の言葉
読み手が「自分のことだ」と感じない
商品の見せ方
施術の意味が生活の変化に翻訳されない
価格の伝え方
価値の文脈がなく金額だけが目立つ
BDFを集める4つの質問
ビリーフ・デザイア・フィーリングは、今いる患者さんに聞くだけで集まります。難しいアンケートは必要ありません。
藤井塾の顧客リサーチシートには、患者さんから聞き出すべき情報の型があります。難しいアンケートを作る必要はありません。施術の前後に、次の4つの質問を会話の中で聞くだけでBDFが集まります。
質問①「最初にいらっしゃる前、どんなお悩みがありましたか?」この質問でビリーフが出てきます。患者さんは「もう諦めていた」「病院に行っても湿布しかもらえなかった」「整体は高いイメージがあって迷っていた」など、来る前に持っていた思い込みを話してくれます。これがビリーフの生(なま)の言葉です。
質問②「なぜ、うちを選んでくださったんですか?」この質問でデザイアとフィーリングの両方が出てきます。「ホームページを見て、初めて自分の気持ちをわかってくれそうと思った」「同じような悩みの人の声が書いてあって、安心した」「通いやすそうで、続けられると思った」。こうした答えが返ってきたとき、それが広告で使うべき言葉の手がかりです。
質問③「最初にうちに来る前、どんな気持ちでいらっしゃいましたか?」この質問でフィーリングが出てきます。「また失敗するかもしれないと心配だった」「家族に言いにくくて一人で悩んでいた」「もう限界だと思って来た」。これが広告の言葉として使えるフィーリングです。
質問④「これから、どんな状態になりたいですか(なりたかったですか)?」この質問でデザイアが出てきます。「孫と一緒に歩けるようになりたい」「旅行に行けるようになりたい」「仕事で集中できるようになりたい」。これが症状の奥にある本当のデザイアです。
4つの質問は、1回の施術の後に全部聞かなくて大丈夫です。「今日は①だけ聞く」「別の日に②を聞く」という形で少しずつ集めます。5〜10人から聞くと、共通のパターンが見えてきます。そのパターンがリサーチシートのBDFの欄に書く内容です。患者さんに質問することは迷惑にはなりません。多くの患者さんは「聞いてもらえてよかった」と感じ、院への信頼が深まります。
注意点として、聞いた内容はメモして記録してください。「〇〇さんがこう言っていた」という記録が、广告の言葉を変えるときの根拠になります。1か月後・半年後に見直すと、患者層が変わったことに気づくきっかけにもなります。
DIAGRAM
BDFを集める4つの質問
1
顧客
何に困り、何を変えたいのか
問い合わせ・面談・既存顧客の言葉を見る
2
競合
何を打ち出し、どこが空白か
価格帯・訴求・導線を比較する
3
商品
相手にとって何を意味するか
特徴を生活上の価値へ翻訳する
集めたBDFを広告ヘッドラインへ変換する手順
BDFを集めた後の次の作業は、変換(へんかん)です。患者さんの言葉を、広告のヘッドラインや書き出しの言葉に変えます。
BDFが集まったら、次はそれを広告の言葉に変換します。この作業のポイントは「患者さんが使った言葉をそのまま使う」ことです。きれいに言い換える必要はありません。
たとえば、「病院で異常なしと言われて、もうどこに行っても無駄かもと思っていた(ビリーフ)」という言葉が集まったとします。これをヘッドラインに変換すると、「検査で異常なしと言われた腰痛に悩む方へ」「病院に行っても解決しなかった肩こり、その原因とは」といった言葉になります。患者さんが自分の言葉で話していた内容がそのままヘッドラインになります。
デザイアなら、「孫と一緒に公園を歩きたい(デザイア)」という言葉が集まったとします。ヘッドラインなら「腰痛があっても、孫と公園を歩く日を諦めないでください」「また一緒に歩ける日を取り戻した、〇〇市の整体院」という形になります。痛みがなくなるという説明より、生活のシーンで届きます。
フィーリングなら、「また失敗したら怖いと思って迷っていた(フィーリング)」という言葉が集まったとします。ヘッドラインなら「何度も試して裏切られてきた方へ」「初めてでも、何回目でも、安心して試せる理由」という言葉になります。患者さんの恐れを正面から受け止めています。
変換のルールは2つです。①患者さんの言葉のまま使う。自分で言い換えない。②症状名だけに戻さない。「腰痛改善」の一言に縮めると、BDFが消えます。患者さんの言葉の具体性を残したまま広告にする。これがBDFリサーチを広告に生かすコツです。
BDFを使った広告の変換は、ヘッドラインだけではありません。ホームページのファーストビュー(最初に表示される画面)の文章、チラシの書き出し、院内のポップ(掲示物)にも使えます。たとえばファーストビューに「また失敗するかもと不安な方へ」と入れると、不安のフィーリングを持った患者さんが「ここは私の気持ちをわかってくれている」とスクロールを止めます。チラシの書き出しに「何年も腰痛が続いているのに、検査で異常なしと言われた方へ」と入れると、同じビリーフを持つ患者さんが読み進めます。BDFは1か所だけではなく、広告のあらゆる入口(いりぐち)に使えます。
電通(でんつう)が広告設計の極意として教えるのは、ターゲットを絞り、そのターゲットの「買いたい欲求」を特定し、そこに商品のセールスポイントを合わせるという順番です。この「買いたい欲求」がデザイアであり、その欲求を生み出しているのがビリーフとフィーリングです。BDFを集めるのは、この電通の手順を実行するための準備作業です。
DIAGRAM
BDFを広告ヘッドラインへ変換する例
FEATURE
評価を重視しています
専門家側の説明。正しいが、読み手にとって何が良いのかがまだ見えにくい。
VALUE
なぜ痛みが続くのかを確認してから方針を決める
顧客側の言葉。施術の特徴が、選ぶ理由として理解しやすくなる。
藤井先生の警告 — 「想像で作ったBDF」は必ず外れる
BDFを正しく集めるために大切なのは、「自分が考えたBDF」ではなく「患者さんが話したBDF」を使うことです。
藤井先生が繰り返し話すことがあります。「自分の中の考え方だけで進めてはいけない」「仮説はほとんど外れる」ということです。
これはBDFにも当てはまります。「患者さんはこう思っているはずだ」「こういうことを望んでいるはずだ」と院長先生の頭の中で作ったBDFを広告に使うと、実際の患者さんには届かないことが多い。なぜなら、患者さんの本音は、聞いてみるまでわからないからです。
藤井先生が実例として話すのは、「42歳と言ったのに、40代とひとまとめにしてしまう」ことです。同じ40代でも42歳と48歳では、生活も望みも感情も違います。症状名や年齢という大きな括りで考えている限り、BDFは「想像の話」のままです。実際に患者さんに聞いたとき初めて、「そんな気持ちだったのか」という驚きが出てきます。その驚きが、広告の言葉を変える発見です。
もう一つ、注意が必要なことがあります。BDFは一度聞けば終わりではありません。患者層は変わります。半年前の患者さんと今の患者さんでは、ビリーフが変わっていることがあります。だから、定期的に患者さんに聞いて、リサーチシートを更新することが大切です。「更新しないリサーチは古い地図と同じ」と思ってください。
自分で集めたBDFが合っているかどうかを確認する方法があります。それは広告の反応を見ることです。ヘッドラインを変えた後に問い合わせが増えたなら、そのBDFは実際の患者さんに届いています。変えても変わらないなら、BDFが外れている可能性があります。その場合は、また患者さんに聞きに行きます。BDFリサーチは1回で完成するものではなく、広告の反応を見ながら精度を上げていくものです。テストと改善の繰り返しが、最終的に反応する広告を作ります。
今日やること — 1人の患者さんに1問だけ聞く
BDFリサーチは、特別な準備をしなくても今日から始められます。まず1人に1問だけ聞きます。
今日やることは1つです。今日来院する患者さん1人に、4つの質問のうちどれか1つだけ聞いてください。
最初に試しやすいのは、質問②「なぜ、うちを選んでくださったんですか?」です。施術が終わった後、帰り際に「ちょっとだけよかったですか」と前置きして聞いてみてください。多くの患者さんは喜んで答えてくれます。
聞いた言葉はそのままメモします。正確に書く必要はありません。患者さんが使った具体的な言葉だけ残します。「ホームページを見て、説明がわかりやすかった」「近くて通いやすそうだった」「子どもがいて、ここしか選択肢がなかった」など、さまざまな答えが返ってきます。
1人分では多くはわかりません。でも5人・10人と集まると、共通のパターンが見えてきます。そのパターンが「うちに来る患者さんのデザイア」であり「選ばれる理由」であり「広告に入れるべき言葉」です。
BDFリサーチは難しくありません。患者さんに話しかけるだけです。ただ、これを習慣にするかどうかで、1年後の広告の言葉の精度が大きく変わります。大きな仕組みより、まず小さく1問だけ。今日からできます。広告を直す前に、まずリサーチシートのBDFの欄を1行だけ埋めてください。それが広告改善の実際の始まりです。
まとめ — 広告は「届けたい人の内側」から作る
ビリーフ・デザイア・フィーリングの3層を知ることが、「正しいけど届かない広告」から抜け出す第一歩です。
症状名を書いた広告は、「今すぐ探している人」には届きます。でも、まだ迷っている人・諦めかけている人・忙しくて動けない人には届きません。この層にも届く広告を作るために、ビリーフ・デザイア・フィーリングという患者さんの内側を知る必要があります。
ビリーフは「来る前に持っていた思い込み」。デザイアは「症状の奥にある本当に欲しいもの」。フィーリングは「来院を妨げる・後押しする感情」。この3層は、患者さんに4つの質問を聞くだけで集まります。集めた言葉を広告のヘッドラインにそのまま使うと、患者さんは「自分の話だ」と立ち止まります。
藤井塾のリサーチシートがビリーフ・デザイア・フィーリングの欄を持っているのは、この理由からです。リサーチは市場を知るための作業であり、広告を届けるための準備です。BDFを集めて使う習慣をつけると、広告の反応率は変わります。
BDFリサーチは、まず1人に1問聞くことから始まります。「なぜ選んでくれましたか?」という1つの質問が、広告を変える入口になります。答えをメモして、5人分が集まったら広告の言葉を一つ変えてみてください。それがBDFリサーチを活用する最初の一歩です。
自院の広告にBDFを取り入れる方法を詳しく知りたい方は、経営層ブリーフィングまたはお問い合わせからご相談ください。
あわせて読みたい
よくある質問
ビリーフ・デザイア・フィーリングとは何ですか?
患者さんが持っている3つの内側の層です。ビリーフは「整体に行っても元に戻る」などの思い込み。デザイアは「孫と一緒に歩きたい」など症状の奥にある本当の望み。フィーリングは「また失敗したら怖い」などの感情です。この3層を広告に入れると、患者さんが「自分の話だ」と感じる言葉になります。症状名だけの広告との大きな違いです。
BDFはどうやって集めますか?
今いる患者さんに4つの質問を聞きます。①「来る前、どんなお悩みでしたか(ビリーフ)」②「なぜ選んでくれましたか(デザイア+フィーリング)」③「来る前どんな気持ちでしたか(フィーリング)」④「どんな状態になりたかったですか(デザイア)」。施術後の会話の中で1問ずつ聞き、メモします。5〜10人分が集まるとパターンが見えます。
想像でBDFを作ってはいけないですか?
藤井先生が「仮説はほとんど外れる」と繰り返すように、想像で作ったBDFは実際の患者さんとズレることが多いです。患者さんに実際に聞いた言葉をそのまま使うのが基本です。「きっとこう思っているはず」という仮説で作った広告が反応しないとき、そのズレが原因であることがほとんどです。まず1人に聞いてみてください。
BDFを集めたら、どうやって広告に使いますか?
患者さんが使った言葉をそのままヘッドラインに入れます。ビリーフなら「病院で異常なしと言われた腰痛に悩む方へ」。デザイアなら「孫と公園を歩きたい方へ」。フィーリングなら「また失敗するかもと不安な方へ」のように使います。きれいに言い換えるより、患者さんの言葉をそのまま使う方が届きます。
FREE MEMO
経営層向けの実務メモを、メールで受け取る
本文では書ききれなかった実装手順、意思決定の観点、AI活用のチェックポイントを短く届けます。
無料メールを受け取る