「3ヶ月で卒業する患者しか来ない」が続くなら広告の設計を見直してください — 自費整体院の来院動機リサーチで「長期継続型」患者を増やす3ステップ
「新患が来るのに売上が安定しない」院には、短期改善型患者だけが集まっている構造問題があります。藤井先生が講義で語った来院動機の深さをリサーチする方法と、長期継続型を呼ぶ広告設計の3ステップを解説します。

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藤井翔悟
株式会社藤井翔悟事務所 代表取締役 / 理学療法士
理学療法士として医療現場でキャリアを開始後、治療院経営で起業。自身の事業を年商10億円規模まで成長させた経験をもとに、治療院経営・ヘルスケア経営・企業変革を現場実装型で支援している。
「症状を治したい患者さん」と「体を管理し続けたい患者さん」は、同じ施術を受けていても動機が全く違う
同じ「腰痛施術」を受けていても、来院した理由と続ける理由が全く異なる2つの患者タイプがいます。この違いを理解することが、広告設計の出発点になります。
「短期改善型」と呼ぶ患者さんは、はっきりした症状や目標を持って来院します。「猫背を直して、もう少し姿勢を良くしたい」「産後3ヶ月で腰の不安定感が気になる」「毎日のデスクワークで肩と首が張って、週末になると限界になる」。こうした悩みは具体的で、改善の目標もはっきりしています。3ヶ月、あるいは半年通って「前より楽になった」と感じたとき、来院のペースが落ちるか、通わなくなります。これは先生の指導の成果でもあり、患者さんの自然な判断です。悩みが解決したから来なくなる——これは間違いでも失敗でもありません。ただし院の収益という観点では、このタイプだけが集まると「毎月新患を獲得し続けなければ売上を維持できない」という構造になります。
「長期継続型」と呼ぶ患者さんは、「症状がなくなったからもう終わり」とはなりません。慢性的な症状を持ちながら「ここに来ると体の調子が整う」という経験から通い続ける方がいます。また、自分の体に高い価値を感じており、「仕事や趣味で最高のパフォーマンスを出し続けるために、定期的に体をメンテナンスする」という意識の高い方もいます。特に年収が高く、経営者・弁護士・コンサルタントのような職に就いている方はこの意識が強く、体が資本であることを実感として知っているため、「良くなったから来ない」という発想になりにくいのです。こうした患者さんは回数券を定期的に購入し、調子が良い月も悪い月も来院ペースがほぼ変わりません。
藤井先生の指導を受けているある院長先生が、実際に診ている患者さんについてこう話してくれました。院には大きく分けて2種類の患者さんが来ています。1つは、慢性的な腰痛や足の痛みを抱える年配の方で、体が思うように動かなくなることへの不安から定期的に来続けています。もう1つは、猫背やデスクワーク疲労、骨盤の歪みを気にする若い方で、3ヶ月ほどで「良くなった」と感じると来院がとまります。この2種類が同じ院に来ているのは自然なことです。どちらのタイプも大切な患者さんです。ただ「長期継続型を増やしたい」という経営の目標があるなら、どちらのタイプが来るかは広告の言葉で変えられます。広告は書き方次第で、どちらのタイプに向けてアンテナを張るかを選べるのです。
2つのタイプを分ける最大の違いは「動機の深さ」です。短期改善型の動機は「今ある悩みを消したい」という問題解決です。長期継続型の動機は「良い状態を継続したい」という価値の維持です。「腰痛を治したい」という言葉は前者に響き、「体のパフォーマンスを保ち続けたい」「年齢を重ねても動けるからだを維持したい」という言葉は後者に響きます。同じ言葉で両方を呼ぼうとすると、どちらにも中途半端にしか届きません。自院がどちらの比率を増やしたいかを意識して、その動機に合った言葉を広告に使う。これが来院動機リサーチの目的です。
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「短期改善型」と「長期継続型」の患者タイプ比較
「腰痛改善」「骨盤矯正」という言葉だけで広告を出し続けると短期改善型しか集まらない理由
問題解決型の言葉は強い吸引力を持ちますが、それが呼び込む患者さんのタイプを固定してしまいます。広告の言葉はフィルターとして機能します。
「腰痛でお悩みの方へ」という見出しは、確かに腰が痛い人に届きます。ただし「届く」のは、今現在腰が痛くて困っている人——つまり「今すぐ解決したい」という短期改善型の動機を持つ人です。一方、「体を長期的に管理することに価値を感じている」長期継続型の患者さんは、腰が痛くなければその広告を見ても自分事として読みません。問題解決型の見出しは、問題を抱えている人のアンテナに引っかかるように設計されています。裏返せば、問題のない状態でもメンテナンスのために来る層には、その言葉はほとんど届かないのです。
広告の言葉は「どの患者さんのアンテナに引っかかるか」を決めるフィルターです。「骨盤矯正・産後の骨盤ケア」という言葉は産後の不調を感じている方のアンテナに届きます。「姿勢改善・猫背を直したい」という言葉はデスクワーカーのアンテナに届きます。どちらも問題解決型の訴求であり、目標達成で来院が終わりやすい構造を持っています。反対に「体のパフォーマンスを落とさずに仕事を続けたい」「年齢を重ねても動けるからだを自分で管理したい」という言葉は、維持型・管理型の動機を持つ患者さんのアンテナに届きます。どの言葉を広告の前面に出すかで、来院する患者さんの層が変わってきます。
「腰痛改善」だけを出している院でも、長期継続型の患者さんが来ることはあります。ただしその場合、来院の入口が「今腰が痛いから」という短期的な動機です。問題が解決した後に継続するかどうかは、施術の中での関係性や先生のコミュニケーション次第になります。それはそれで大切なことですが、広告の段階で「維持したい層」に向けて言葉を置いておくと、来院の入口から長期継続に親和性の高い患者さんが集まりやすくなります。広告で集まった患者さんのタイプが違えば、施術後の再来院設計も変わってくるのです。
実際に長期継続型の患者さんを多く抱えている院を観察すると、広告や院のホームページに「定期メンテナンス」「体の管理」「パフォーマンス維持」という言葉が置かれています。「腰痛を治す」という言葉と並んで、「治った後も定期的に来ている患者さんが多い」「3年・5年通い続けている方がいる」というメッセージが入っています。これが長期継続型のアンテナに届く訴求です。短期改善型の言葉だけでなく、長期継続型に向けた言葉を広告の中に意図的に入れていくことで、来院する患者層が少しずつ変わっていきます。
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動機タイプ別に響く広告の言葉の違い
来院動機の深さをリサーチする3ステップ — 長期継続型に響く言葉は患者さんの口から出てくる
長期継続型の患者さんが「なぜ通い続けているか」は、直接聞かなければわかりません。3ステップで実施できる来院動機リサーチを整理します。
【ステップ1】今いる長期継続患者さんを3人特定して、「通い続けている理由」を1問だけ聞く。まず自院に6ヶ月以上通っている患者さんを3人選んでください。次の来院時に、施術の前後5分で「先生、少し聞いていいですか。最初に来たときの悩みは改善されていますか?」から始め、「改善した後も通い続けている一番の理由は何ですか?」という1問を聞きます。「体の調子がいいから」「ここに来ないと調子が落ちる気がして」「先生に診てもらうと安心するから」——答えはそれぞれ違います。その言葉をそのまま手帳やスマホのメモに書き留めます。難しい分析は不要です。聞いて書き留めるだけで十分です。
【ステップ2】集まった「通い続ける理由」の言葉を3つのパターンに分類する。長期継続患者さんの言葉を集めていくと、大きく3つのパターンが見えてきます。①「ここに来ると体の調子が整う」「来ないと体が重くなる」——身体的な管理の実感が継続の理由になっているパターン。②「仕事のパフォーマンスが落ちたくないから」「ここで整えてもらうと仕事に集中できる」——仕事や生活の質を維持するための投資として来院しているパターン。③「先生に話すと安心する」「自分の体のことを分かってくれている先生がいる」——信頼関係そのものが来院の理由になっているパターン。自院の長期継続患者さんがどのパターンに多いかが、広告に使える「継続動機の言葉」の方向性を教えてくれます。
【ステップ3】集めた「継続動機の言葉」を「来院前の言葉」に翻訳する。リサーチで集まった言葉は「来院を継続している理由」です。しかし広告に使うのは「まだ来ていない患者さん」に向けた言葉です。「来ないと体が重くなる」という継続患者さんの言葉を、来院前の状態に翻訳すると「毎週体が重いと感じていませんか」になります。「ここで整えてもらうと仕事に集中できる」は「仕事の集中力が続かないとお悩みの方へ」に翻訳できます。「先生に話すと安心する」は「自分の体のことを長期的に見てくれる先生を探している方へ」に変換できます。翻訳するとき意識することは1つ——「来院後に感じていることを、来院前の状態に戻す」ことです。
この3ステップは複雑に見えますが、実際には「患者さんに1問聞く→書き留める→広告の言葉に翻訳する」というシンプルな作業です。1回の施術の前後5分でできます。3人から話を聞くだけで、自院の長期継続患者さんが来続ける理由のパターンが見えてきます。その言葉が、既存の「腰痛改善」「骨盤矯正」型の広告に加えるべき言葉の候補になります。藤井先生がよく言う「顧客リサーチは患者さんに直接聞くのが一番手っ取り早い」は、この来院動機リサーチにも同じように当てはまります。
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来院動機リサーチの3ステップフロー
リサーチで集めた「継続動機の言葉」を広告に組み込む方法 — Before / After で見る言葉の変わり方
来院動機リサーチで集めた言葉は、既存の広告に「1文加える」だけで使えます。ゼロから書き直す必要はありません。
来院動機リサーチで集めた言葉を広告に使うとき、最も簡単な方法は「既存の広告に1行加える」ことです。チラシに「腰痛でお悩みの方へ」という見出しがすでにある場合、そこに「初回来院から3年以上定期的に通い続けている患者さんが多い理由があります」という1文を加えます。この1文が、「治った後も来続ける価値があるかもしれない」という長期継続型のアンテナに届きます。全体を書き直さなくていい。1文追加するだけで、届く層が広がります。
具体的なBefore / Afterで見てみましょう。Before(短期改善型に向けた広告):「腰痛でお悩みの方へ。当院では根本原因にアプローチする施術を提供しています。初回6,000円。」After(長期継続型の言葉を1文加えた広告):「腰痛でお悩みの方へ。当院では根本原因にアプローチする施術を提供しています。初回6,000円。——3年以上定期的に通い続けている患者さんから『来ないと調子が落ちる気がする』というお声をいただいています。」この追加した1文が、「治った後も通い続けることに価値を感じる患者さん」のアンテナに届きます。
ホームページの場合は、患者さんの声のセクションに変化を加えることが有効です。今の患者さんの声が「腰痛が改善しました」「姿勢が良くなりました」という短期改善の声だけなら、「初めて来院してから5年、今も月に2回通っています。体を管理するつもりで来ています」という継続型の声を1件追加してみてください。来院後に長期的に通い続けているイメージを持てる患者さんが増えると、同じ動機を持つ新患さんが来やすくなります。患者さんの声は「どんな悩みが改善したか」だけでなく、「どんな理由で通い続けているか」を含めると、来院動機リサーチの成果を広告に落とし込めます。
来院動機リサーチは、広告の言葉を変えるだけでなく、院のコンセプトを明確にする効果もあります。継続患者さんへのインタビューを重ねるうちに、「自院にはどんな価値を感じて通い続けている患者さんが多いのか」という自院のポジションが見えてきます。「ここは定期メンテナンスに来る人が多い院だ」「パフォーマンス維持に価値を感じる人が集まる院だ」というポジションが明確になると、広告・HP・院内の言葉・施術後のコミュニケーションがすべて一貫してきます。広告の言葉が変わると、来院する患者さんの層が変わり、院のポジションが形成されていきます。
リサーチをやっている院長は患者さんを「42歳」「46歳」のレベルで語れる — 藤井先生が「40代」を禁じた理由
顧客リサーチを積み重ねると、患者像の解像度が「40代」から「42歳・デスクワーク・家族あり」まで高まります。その解像度の差が広告の精度を決めます。
藤井先生が治療院経営の講義でこう言ったことがあります。「これ本当にやっている人とかって、本当に何歳で誰とかって出るんですよ、具体的に。そこまで出ないと正直まだ経験が浅いっていうか、リサーチ不足だと。何十代とかじゃなくて、40代とかじゃなくて、42歳、46歳とかも実際出るので、やっていると。」この言葉は、顧客リサーチの精度がどこまで上がれるかを示しています。「40代女性」ではなく「42歳・デスクワーク・子どもが小学生に上がった・肩こりと腰の不調が続いている」——このレベルで患者像を語れる院長は、患者さんへのインタビューを地道に積み重ねた結果として、この解像度を手に入れています。
「42歳、46歳」という具体的な年齢が言えるのは、「この年代の患者さんが来ることが多い」という経験則から出てくるものではありません。直接会って話を聞き、「来院した理由」「続ける理由」「生活の中の悩み」「仕事や家族の状況」を記録してきた蓄積から生まれます。来院動機リサーチを繰り返す中で、「40代後半の会社員男性が定期的に来ている理由はA、40代前半の子育て中女性が来ている理由はB」という分類が自然にできるようになります。この分類が、広告の切り口を「40代向け」という大きな括りから「42歳・デスクワーク・家族あり向け」という具体的な切り口に変えていきます。
来院動機の精度が上がると、広告の効率が上がります。「40代向け腰痛改善」という広告は40代全体に向けて出されますが、実際に来院するのはその中の特定の状況の方に限られます。「40代のデスクワーカーで、子どもの学校行事に参加しても疲れを翌日に残したくないと思っている方へ」という具体性の高い言葉は、まさにその状況の患者さんのアンテナに強く届きます。具体的な言葉は「自分のことだ」と感じる人を絞り込みますが、絞り込まれた人にとっての引力はずっと強くなります。「42歳・46歳」のレベルまでリサーチを深めることが、広告コストに対する来院者数を上げる土台になります。
来院動機リサーチと顧客解像度は一体です。「通い続ける理由」を聞く作業が積み重なると、患者さんの年齢・職業・生活状況・来院のきっかけ・続ける理由という複数の情報が蓄積されます。これが「42歳・46歳」という具体的なレベルの患者像を生み出します。最初から「42歳の患者像を作ろう」と意識しなくても、患者さんと話し続ける中で自然と解像度が上がっていきます。解像度が上がるほど、広告に使える言葉が具体的になり、その言葉に引き寄せられる患者さんが変わってきます。リサーチは一発で終わるものではなく、続けるほど精度が上がるものです。
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顧客解像度の違いが広告の精度を変える
長期継続型の比率が上がると「新患ゼロの月」でも売上の下限が安定する
長期継続型の患者さんが増えると、院の収益構造が変わります。新患獲得と継続患者の維持、どちらに力を入れるべきかを整理します。
新患が毎月10人来ても、そのほとんどが3ヶ月で卒業するとします。1年後の継続患者数はほぼゼロになります。毎月10人×3ヶ月×単価1万5千円なら、月45万円の売上があるように見えますが、新患獲得が止まれば翌月の売上はゼロに近くなります。これが「新患に依存した売上構造」です。一方、長期継続型が30人いて毎月来院する院では、新患が来なくても毎月の売上の下限が確保されます。長期継続型30人×月1回×単価1万5千円で月45万円の安定収益になります。ここに新患の収益が加わる形です。どちらの構造が「楽」かは明らかです。
長期継続型を増やすことは、新患集客を捨てることではありません。新患が来て、その方が長期継続に変わっていく仕組みを作ることです。来院動機リサーチは、新患が来た時点から「この方の継続動機は何か」を意識するきっかけを与えてくれます。短期改善型として来院した患者さんでも、施術の中で「維持管理への価値」を感じてもらえれば、長期継続に変わることがあります。ただし、その変換は偶発的に起こるものではなく、来院動機を理解してコミュニケーションを設計することで意図的に起こせます。
藤井先生の言葉で言えば、自費整体院が安定して残るためには「重症例に対応できる技術・患者さんに満足してもらえる接遇・来てほしい患者さんに響く広告の3条件が揃うこと」です。この3条件が揃ったとき、院の経営が安定に向かいます。来院動機リサーチは、3条件の3番目「広告」の精度を上げる作業です。どんな言葉が長期継続型の患者さんのアンテナに届くかを知ることが、「来てほしい患者さんに響く広告」を作ることです。リサーチなしでこの広告は作れません。今日の患者さんへの1問が、3条件の広告部分を磨く最初の一歩になります。
来院動機リサーチを始めると、院の中で「どんな患者さんが長く通っているか」が見えてきます。それが見えると、その患者さんが来た理由・続けている理由を広告に反映できます。広告に反映されると、同じ動機を持つ新患さんが来やすくなります。新患さんが来て、同じ動機を確認して、継続に変えていく。このサイクルが回り始めると、院の患者構成が少しずつ「長期継続型」の比率が高い方向に動いていきます。大きな変革は不要です。今いる継続患者さんに1問聞くことから始める小さなリサーチが、半年後の院の患者構成を変えていきます。
今日、1つだけやること
来院動機リサーチは、高いコストも特別な準備も必要ありません。今日の診療時間の中でできる1つのアクションがあります。
今日やることは1つだけです。6ヶ月以上通っている患者さんが来院したとき、施術の前か後の5分以内で「先生、少し聞いてもいいですか。最初の悩みは改善されましたか?」と聞いてください。「はい」と答えた方に「それでも続けて来ている一番の理由は何ですか?」と続けます。答えを1行だけメモします。患者さんの名前は不要です。「30代男性・仕事のパフォーマンスを落としたくない」「50代女性・ここに来ると調子が整う」——このレベルのメモで十分です。3人集まれば、自院の継続動機のパターンが見えてきます。
もし「今は長期継続型の患者さんが1人もいない」という院なら、今日の最初の新患さんに「来院前の一番辛かったことは何でしたか?」と1問だけ聞いてください。この1問が顧客リサーチの入口になります。来院動機リサーチも、顧客リサーチも、始め方は同じです。患者さんに1問聞くことから始まります。大きな仕組みを作ろうとしなくていい。今日1問聞くことが、3ヶ月後の広告の言葉を変える種になります。
まとめ
新患が来るのに売上が安定しない院は、来院している患者さんのタイプを確認してください。
自費整体院の患者さんには「短期改善型」と「長期継続型」の2つのタイプがいます。短期改善型は目標達成で来院が終わりやすく、長期継続型は良い状態を維持するために来続けます。「腰痛改善」「骨盤矯正」という問題解決型の言葉は短期改善型のアンテナに届きやすく、「定期メンテナンス」「体のパフォーマンス維持」という維持型の言葉は長期継続型のアンテナに届きます。どちらのタイプを増やしたいかを意識して、広告の言葉を設計することが来院動機リサーチの目的です。
来院動機リサーチの3ステップは、①長期継続患者さん3人に「通い続ける理由」を1問聞く、②集まった言葉を3パターン(身体管理実感・生活の質維持・信頼関係)に分類する、③継続理由の言葉を来院前の状態に翻訳して広告の候補語を作る、の順に進めます。このリサーチを重ねることで、患者像の解像度が「40代」から「42歳・デスクワーク・週3日腰が痛い」まで高まります。その解像度の言葉が、長期継続型の患者さんのアンテナに届く広告を作る材料になります。
長期継続型の患者さんが増えると、新患が少ない月でも売上の下限が安定します。新患獲得と継続患者の維持を両立させることが、自費整体院の経営安定の核心です。今日からできることは1つ——継続患者さんに「なぜ通い続けていますか」と1問聞くことです。自院の集患設計と来院動機リサーチについて詳しく相談したい方は、下のリンクから経営層ブリーフィングにお申し込みください。
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よくある質問
短期改善型の患者さんが来ること自体は問題ですか?
問題ではありません。短期改善型の患者さんは、施術の成果を出しやすく、新患獲得の実績にもなります。問題になるのは「短期改善型しか来ない構造」が続くとき、つまり毎月新患を獲得し続けなければ売上が維持できない状態です。短期改善型と長期継続型の両方がバランスよく来院する構造が理想です。来院動機リサーチは、長期継続型を増やすための言葉を見つける作業ですが、短期改善型向けの広告をやめる必要はありません。既存の広告に「長期継続型に向けた1文」を加えることから始められます。
患者さんに「なぜ通い続けているか」を聞いても嫌がられませんか?
聞き方を工夫すると自然に答えてもらえます。施術の前後に「少し聞いてもいいですか」と前置きして、「最初の悩みは改善されましたか?」から始めることで、患者さんも答えやすくなります。「続けてくれている理由を教えてください」という直接的な聞き方より、「何か変化はありましたか」「来た後、日常生活で気づいたことはありますか」という会話の流れで自然に動機が出てきます。長年通っている患者さんは、聞かれること自体を喜ぶ方が多いです。自分のことを見てくれていると感じるからです。
長期継続型向けの広告を出すと、短期改善型の患者さんが来なくなりますか?
「腰痛改善」などの問題解決型の言葉を残しながら長期継続型に向けた言葉を加える構成にすれば、両方に届きます。「腰痛でお悩みの方へ(短期改善型への訴求)。初回来院から3年以上定期的に通い続けている患者さんが多い理由があります(長期継続型への訴求)」というように、どちらの動機を持つ患者さんも読める広告を作ることが可能です。ゼロから書き直す必要はなく、既存の広告に1文加えることで長期継続型にも届く設計になります。まず1文追加してみてテストすることをおすすめします。
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